第7章

 孤児院の門前で激しく言い争って以来、ロナルドはさらに何度か私に会おうとしてきた。

 私はそのたびに彼を追い返した。

 次第に、あの黒の四輪駆動車は姿を見せなくなった。

 どうやら彼も、無意味な追いかけっこにようやく飽きたのだろう。

 これでよかったのだ。

 彼は南棟へ帰り、アガサとの生活に戻ればいい。

 私はブラインドを閉め、霧の湿った冷気を遮断して、新たなスタートを切る準備をした。

 そこから半マイル離れた場所では、同じように息詰まるような霧が孤児院へと続く道を覆い尽くしていた。

 アイドリング状態の装甲車の車内で、ウィリアムズは手に持った注射器を見つめていた。バックミラ...

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