第120章

乗馬クラブを後にした未来は、自らハンドルを握り会社へと戻った。

午後、手元の仕事を一通り片付けると、ふと先ほどの乗馬大会のことが脳裏をよぎった。

彼女はノートパソコンを開き、滑らかな手つきでキーボードを叩いて、今日の大会に関する情報を検索し始めた。

ページは瞬時に切り替わった。

公式サイトのトップニュースは既に更新されており、そこには彼女が優勝者にトロフィーを授与する写真が数枚掲載されていた。

写真の中の彼女は、純白のオートクチュールの乗馬服に身を包み、非の打ち所のない微笑みを浮かべている。手にはずっしりと重い金メダルを持ち、隣に立つ長身の優勝騎手へと手渡しているところだった。

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