第67章

食事を済ませ、未来は会社へ向かった。

オフィスに足を踏み入れるなり、資料の山を前に眉をひそめている和紗の姿が目に飛び込んできた。

「どうしたの?」未来は歩み寄り、手に持っていたバッグを置いた。

和紗は彼女の姿を認めると、まるで救世主でも現れたかのように弾かれたように立ち上がった。「未来、政府の審査部門に提出したプロジェクト企画書が、また突き返されたの。これで二回目よ」

未来の眉がピクリと動く。彼女は分厚い資料の束に手を伸ばした。

「二回目?」ページを素早く捲りながら、彼女は尋ねた。「理由は?」

「ただ『不合格』とだけ」和紗の声には無力感が滲んでいた。「具体的にどこが駄目で、どう修...

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