第11章

あの目は――怖すぎた。

死んだ水みたいに澱んだ瞳の奥は、底が見えない。心も、考えも、何ひとつ読み取れない。

江原朱美の背筋を、理由のない恐怖がぞわりと撫でた。

「結局、お前はヤられたいんだろ。望みどおりにしてやる」

藤原創は手にしていたベルトを、そのまま朱美の首に回した。バックルを締め上げ、片手で引き絞りながら、もう片方で自分のベルトを外す。

朱美の顔がみるみる赤黒く染まり、喉がひゅうっと鳴った、その瞬間――。

容赦なく、太いそれが押し込まれてくる。

「――っ……!」

準備なんて、あるはずがない。下腹の奥を裂かれる痛みに、視界が白く弾けた。

意識が飛びかける。けれど藤原創の...

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