第22章

江原朱美は、いつもと同じように病室のベッドで目を覚ました。肌は強烈な電流に焼かれてただれている。寝返りひとつ打つだけで、骨まで届くような痛みが走った。

「……ん……」

できる限り仰向けのまま、微動だにしない。そうすることが、いまの彼女にとって唯一の「楽」だった。

窓の外では、すでに太陽が昇っている。あたたかな光が部屋に流れ込み、白い壁を薄く染めた。

――誕生日の宴は、もう終わったのだろうか。

カチャリ、と小さく乾いた音を立てて、病室の扉が開く。

江原幸子が、あの男の腕を取って入ってきた。冷えた視線が、ベッドの上の朱美を上からなぞる。

「私のいいお姉さん、起きててくれてよかったぁ...

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