第31章

江原朱美は、どうにか身体の震えを止めようとした。けれど、その身体はもう自分の意思では動いてくれない。

半月にも及ぶ電気ショックは、ただ心を叩き壊しただけではなかった。全身の神経という神経が、何の前触れもなくぴくり、ぴくりと跳ねる。

ひどいときには、短い痙攣まで起こる。

電撃の後遺症は、彼女をすっかり生ける屍に変えてしまっていた。

それでも生きているのは、ただひとつ。

強靭な意志だけで、自分を無理やりこの世につなぎ止めているからだ。

死ぬこと自体は怖くない。

怖いのは、お婆さんまで毒牙にかかること――。

この世でたったひとり残った、最後の肉親なのだから。

長いあいだ天井を見つ...

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