第47章

江原朱美の胸に沈んでいた悲しみは、とっくに復讐の炎に焼き尽くされていた。

母の死。祖母の死。そして中橋傑に起きたこと――。

そのすべてを、藤原創と江原幸子の二人に叩きつけると決めている。

元凶は江原幸子と藤原玄哉だ。けれど藤原創もまた、彼女を地獄へ突き落とした張本人だった。

だから――全員、必ず代償を払わせる。

どれほどの夜と朝を、この病室でやり過ごしたのか。数える気にもなれない。

その男が、また現れた。

「藤原創……まだ来るの? 何の用よ」

江原朱美は上体を起こす。身体に繋がれた鉄鎖が、じゃらじゃらと不快な音を立てた。

藤原創は冷たく言う。

「忠告だ。余計な真似はするな...

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