第57章

またこいつか――!

藤原創は、映像に映る男を一目で見抜いた。ここ数日、血眼になって探していた中橋傑。その本人だ。

しつこいにもほどがある。

藤原創は監視室を振り返りもせず出ると、足早に廊下を突っ切り、江原朱美の病室へ向かった。

――

病室へ戻されてからというもの、江原朱美はずっと落ち着かなかった。壁際の隅に身を縮めてしゃがみ込み、頭の中では中橋傑の安否ばかりが渦巻いている。

藤原創は、もう正気じゃない。中橋傑を捕まえたら、残酷なやり方で必ず殺す。

「だめ……これ以上、誰も巻き込めない……!」

朱美は頭を振って、必死に意識を繋ぎ止める。ふらつく足で扉へ寄り、外の様子を確かめよう...

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