第16章 それならしっかりやってみせろ!

鈴村茜を捕まえさえすれば――骨の髄まで砕いて、灰すら残さず消してやる。

龍崎燈真が外へ出た瞬間、壁際の隅にうずくまる女が目に入った。薄い身体を抱きしめ、震えるように縮こまっている。

露をまとった白い花の下。パジャマ姿の女は、紙みたいに真っ白な顔をしていた。唇には血の気がなく、頬には乾いた血の筋。長い睫毛に光るのが露なのか涙なのか、判別もつかない。

龍崎燈真の身体が、ぴたりと止まった。

――鈴村茜……なんで、ここにいる。

森塚香織は、龍崎燈真から向けられる氷みたいな視線に気づき、びくりと肩をすくめて俯いた。焦ったように言い訳を重ねる。

「わ、私、何が起きたのか本当にわからないんです...

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