第21章 ゴミを引き取ると思ったのか?

温井千景はそう言うなり、鈴村茜の手を引いて車へ乗せようとした。

龍崎燈真は俯いたまま、漆黒の夜に溶ける瞳の奥が読めない。

茜は迷いながらも半身を車内へ滑り込ませた、そのとき――背後から、低く刺す声が飛んだ。

「行くなら二度と戻ってくんな!! 後悔すんなよ!」

胸がびくりと跳ね、息が詰まる。

茜は千景の手を振りほどき、首を横に振った。

「ごめんなさい、温井先輩……私、行けません。龍崎様のそばにいなきゃ……」

「……は?」

温井千景は目を見開いた。「茜……」

茜が龍崎燈真のもとへ歩み寄ると、次の瞬間、乱暴に突き飛ばされた。

「消えろ!! 鈴村茜……お前、戻ってきたら俺が受け入...

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