第30章 死に追い込むつもりか?

彼は鼻で笑った。

「なんだ? お前らの薄汚い情事でも、俺に鑑賞させたいのか?」

「温井家の若様っていうなら、少しは恥ってもんを知ったらどうだ」

「こんな写真……よく平気で出せるな」

温井千景が、ばんっと机を叩いた。

「龍崎燈真! 黙れ! その写真は合成だ! 俺と茜を陥れたいなら、もっとマシな手を使え。そんな卑怯な真似すんな!」

「合成?」

龍崎燈真は写真をつまみ上げ、吐き気をこらえながらもう一度目を通した。

よく見れば、確かに綻びが多い。

あのときは、写真を一瞥しただけで理性が吹き飛んだ。真偽を確かめる余裕など、最初からなかったのだ。

――なにしろ。

温井千景と鈴村茜が...

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