第41章 小野莉子が彼女を壊した

彼女は力なく、ふう、と息を吐いた。

立て続けにいろんなことが起きて……もう……限界が近い。そんな気がしてならない。

いっそ全部投げ出して、死んでしまえたら――そう思う瞬間だってある。

けれど、娘がいる。

佳澄を、守ってやらなければならない。

もし自分が死んだら、佳澄はきっと地獄を見る。父親はいないうえに……白血病まで抱えているのだから。

お願いだから……少しでいい、何かいいことが起きて。

でないと本当に、自分が折れてしまいそうで怖かった。

「ピンピンピン……」

スマホが鳴った。

見知らぬ番号。

迷ってから、彼女は通話ボタンを押した。

『鈴村さんですか?? はぁ……やっ...

ログインして続きを読む