第73章

炎は誰かの言葉を真似るように言い放った。

「浮気女! 九条グループの社長の司に色目を使って、ベッドでどれだけ甘い汁を吸ったんだ!」

その言葉に、琴音の怒りの炎がさらに燃え上がった。

顔を青ざめさせた琴音が口を開くより早く、炎はさらに下品な言葉を吐き出して彼女を罵り始めた。

琴音は怒りのあまり、激しく胸を上下させた。

「いい度胸ね! 基本的な教養も礼儀も、母親から教わってないみたいね」

琴音の瞳に怒りが渦巻く。

「そんなこと言って、自分が偉いとでも思ってるの? 言っておくけど、そんなやり方でしか気を引けないのは、一番どうしようもないクズだけよ!」

「あなたは今も小さなクズだし、...

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