第12章-奇妙なロイヤルジェスチャー

次に彼女が目を開けたとき、真っ先に飛び込んできたのは、涙に濡れたラケルの顔だった。

「お妃様……」

ラケルは寝台の傍らに崩れ落ちるようにひざまずいた。「わたし、もう、本当に……本当に……」また涙があふれる。「すごく心配したんです!」とうとう彼女はそう叫ぶように言った。

ベラドンナはまばたきをした。眠りの国から戻ったばかりで、ただ世界の流れに追いつこうとしていたのだ。だが次の瞬間、思い出した。記憶が一気によみがえり、彼女の目は大きく見開かれる。

彼女ははっと跳ね起き、怯えた鹿のように辺りを見回した。あまりに勢いよく動いたせいで、頭の中ががんがんと鳴る。

「寝てた!」と、まるでこの世でい...

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