第13章-花嫁への贈り物

赤は、自分の目の色といつも喧嘩する気がして、彼女はとりわけ好んではいなかった。けれど、ラケルが彼女のために選んだ衣装が床まである長い赤いドレスだったとしても、そのことについて文句を言う気にはなれなかった。

今の彼女には、それどころではない大きな問題があった。なぜ王が自分を呼びつけたのか、そしてなぜあれほどまでに妙に親切なのか、それを突き止めることのほうが先だったのだ。

城には大勢の召使いたちがいて、みなそれぞれ自分の務めに追われているようだった。そのあいだ、コリンは手にした松明で道を照らしながら、王が待っているという場所へ彼女を導いていった。

あまりに多くの暗い階段を下っていくうちに、彼...

ログインして続きを読む