第152章-メモの中の何か

「あなた、あの子を知っているのね」ベラドンナは彼の反応を観察しながら、静かに言った。

ほとんど問いかけのようでもあったが、同時にそうではなかった。

「そうは思いません。どなたのことか、今は思い出せないのです。そもそも、お会いしたことがあるのかどうかも……レディ」

ベラドンナは目を細めて彼を見た。

話しすぎている。

彼らしくない。

何かある。

だがコリンは、すぐに平静を取り戻した。

「お届けいただき、ありがとうございます、レディ」

彼女としては、もう少しここに留まり、その疑念を突きつめてみたかった。だが、コリンのことはよく知っている。いったん口を閉ざすと決めた彼からは、何ひとつ...

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