第199章-小さな障害

鎖が彼女の足首でふっと緩み、がらりと音を立てて床に落ちた。

「どこへ行っていたの?」その声は冷えきっていたが、彼はにやりと笑ってみせた。

それはひどく異様な光景だった。

「赤子の中に閉じ込められていた」

なんとも間の抜けた言い訳だと、彼女は思った。

いったいどうすれば赤子の中に閉じ込められるというのか。

彼の手がもう片方の足首へ移り、鎖を外していく。

また布越しに筋肉がぴくりと痙攣するのが見え、衛兵の唇から低いうめきが漏れたかと思うと、次の瞬間には再びその目が彼女を捉えていた。

黒と、たちまち主導権を握る爬虫類めいた瞳とのあいだで、せわしなく揺れ動いている。

「エネルギーが噛...

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