第21章-眠そうな頭の夢

彼女の背後には木々が立ち並び、その濃い影の奥に、男らしきぼんやりとした輪郭があった。

それが何者なのか判別する間もなく、夢は目の前で崩れ落ちるように軋み始めた。ひどい頭痛が頭蓋を楔でこじ開けるみたいに突き刺さり、彼女は床へと倒れ込む。けれど浜辺の冷たく柔らかな砂に落ちるはずが、まるで砂をすり抜けるかのように、そのまま闇の奈落へ吸い込まれていった。

彼女は夢の中で叫んだ。重さのない落下の中で。

喉の底から引きずり出されるような、長く鋭い叫び。

そして彼女は跳ね起きた。目が覚めたのだ。

闇に慣れようと瞬きを繰り返しながら目を見開き、胸が大きく上下する。寝衣は汗で湿って肌に張りついていた。...

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