第212章-攻撃を受ける2つの方法

「何をしているんだ?」

エリは思わずそう尋ねた。

彼女の不意打ちめいた振る舞いに付き合い、それを楽しむのはいつものことだった。だが、今はどうにもそういう時ではない気がした。

彼女は無言のまま次のボタンへと指を移し、彼はその手首をつかんだ。

今夜の彼女の様子は、どこかおかしかった。ケストラがあんな状態で戻ってきたのを目にしたせいだろうと、彼は思っていた。

あれは、誰だって衝撃を受ける。ケストラが視力を失うほどひどくやられるなど、彼は一度も見たことがなかった。

彼女はいつだって自分の身を守れる人だった。その彼が知るかぎり最強の魔女を、あそこまで無残な有様に追い込むほど、彼のドンナに向け...

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