第219章-ネックレスからのメッセージ

「彼について、もう何か分かったの?」

「そちらも調べているところよ。とにかく、引き続きあの人には近づかないようにしてちょうだい。それで、あの瓶のほうは? 少しでも飲ませたの?」

ベラドンナは鼻で笑いそうになるのを押し殺した。

「まだ、そこまでする必要はありませんでした」

「結構」ケストラは背もたれに身を預けた。「私の言うとおりにしなさい。寸分違わず、そのとおりに」念を押すように言う。「私はあなたを道に迷わせたりしないわ」

道に迷う。

その言葉。

道に迷う。

けれど、まさにそれこそが、彼女の望んでいたことだった。

これまでずっと、あの生け贄のために彼女を整えてきたのだ。

二〇...

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