第222章-リスクと秘密の傷跡

アラリスが彼らを転移させた部屋は、いっそ黄金で造られていると言われたほうがしっくりくるほどだった。

ここが誰の部屋なのか、ベラドンナには見当がつかなかった。だが、自分たちがいる村だけは確信している。まさか、あの噂話が本当だなんて――信じられるはずがなかった。

ここはアニクタキ。イグナス最初の村で、富と広大な土地で知られている。何も育たない不毛の地が広がる代わりに、その下には宝が埋まっているのだという。

金、ダイヤモンド、銀――数えきれない財宝。夢に見ることしかできないものばかりだ。

鉱山の地、あふれ出す富の地。

部屋はきらきらと光り、ほとんどすべてが金色の表面で覆われているように見え...

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