第23章-マジック・イン・ザ・マインド

王に朝食へ招かれたと知ったとき、それはまるで不意打ちのような驚きだった。ラケルはいつものように慌ただしく動き回り、朝食の支度を整えてくれていた。コリンは相変わらず落ち着き払っていたが、今日は妙なことに、レディ・ケストラがまだ来ていなかった。

この前の一件のせいだろうか。

ともあれ、彼女は食堂へと案内された。王はすでにそこで待っていた。

今では、彼女も彼が仮面をつけている姿にすっかり慣れてしまっていて、もはやそれが特別なことには思えなくなっていた。

彼女にとって、その仮面こそが彼の顔だった。

大きな食卓のそばで席を立つと、彼は彼女のもとへ歩み寄り、いつものように褒め言葉を口にした。

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