第246章-公正な取引

取引が成立した。

公正な交換。

アラリスが最も望んだもの――自由――の代わりに、ベラドンナが差し出されたのだ。

あれほどの時間を共に過ごしても、彼の望みは変わらなかった。どんな情けも、彼の頑なな心へ入り込むことはなく、彼が揺らぐこともなかった。

ベラドンナは、鎖がぱつんと断ち切れて床へ落ち、重い金属が赤く灼けた床にがしゃんと鳴り響くのを見た。それでも彼の姿は見えない。つまり、タナトゥが与えた自由は完全ではないのだ。

当然だ。タナトゥにできることなど限られている。そもそも彼をここに閉じ込めたのは、タナトゥではないのだから。ならばアラリスは最初から霊体だったのだ。肉体は別の場所にあるに違...

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