第25章-ウォークスルー質問

彼女は一瞬で鏡のほうへ身を寄せ、その拍子に化粧台の上に並んでいた小瓶をいくつか床へ落としてしまった。

いま、自分の目が自分をだましているというのか?

彼女は瞬きをし、気が狂った女のように何度も何度も指を髪へ通した。ついでに寝間着の具合も確かめる。

もう一度目を開けると、寝間着は眠りについたときと同じ、あの青のままだった。ゆっくりと手が止まり、指先に鼻を寄せる。湿り気の正体は汗だったのだと気づく。

突然、めまいの波が襲い、彼女は支えを求めて鏡台の椅子の背に身を預けた。さらに二、三度瞬きをし、頭の中の霧を追い払ってから鏡へ視線を戻す。

――普通だ。何もかも、普通。

さっきまで見えていた...

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