第251話血の中から発見

ベラドンナは顔から叩きつけられ、ひどく痛んだ。立ち上がろうともがくうちに砂が口の中へ入り込み、足先の痛みは無視して、血のように赤い空と土砂降りの雨の下、水面に浮かぶ無数の石像の間からアラリスの姿を必死に探した。

だが、その目に別のものが引っかかった。石像の周囲を影が素早く走り回り、そして――こちらへ向かってきている。

ベラドンナは反射的に胸元へ手を伸ばし、そこにまだ載っているひまわりへ触れた。一瞬、彼らが自分を追ってくるはずがないと思った。あのタナトゥが自ら進んでネックレスを渡してくれたのだから。だがすぐに思い出す。奪われた「もの」――それは自分だったのだ。

ベラドンナは足元へ目を落とし...

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