第254章-非論理的な決定

扉が乱暴に閉まる音とともに、ケストラは足を引きずるように自室へ踏み込んだ。痛みを叫び散らしても、コリンは呼べばすぐ駆けつけて敗北の残滓を受け止めてくれる位置にいない。彼の容体についてはすでに聞かされていたし、今の彼は彼女にとって役立たずだった。

そもそも、あの男は森で何をしていたのだろう。花嫁を探していたに違いない、とケストラは決めつけた。昨夜、あの可愛らしい小娘が愚かにも姿を消したことを、彼女は知っていたからだ。

まったく、馬鹿げている。暗闇で足を滑らせ、頭を酷く打ったのだろう。雨がさらに事態を悪化させたに違いない。

彼のために魔術のひとつでも使ってやることはできた。だが正直なところ、...

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