第156章-「父のような」愛の危険

あれ以来、タリアの父は彼女を視界から出そうとしなかった。村長の家の客間に通されてからでさえ、だ。

父は過剰なほどの気遣いと愛情を注いだ。誰もがその振る舞いに目をくらまされ、その中心に横たわる邪悪な動機など見抜けはしない。

だがタリアは、その「父の優しさ」を冷たく受け流した。それを診ようと集まってきた医師の中には、彼女が甘やかされた恩知らずで無礼だと、口には出さずとも裁く者もいた。

ゼップスは事件について何度も頭を下げ、詫びの言葉を重ねた。けれど彼女が欲しいのは彼からの謝罪ではない。彼女を救った、あの出しゃばりな戦士からの謝罪だ。

皆が引き上げていった。父だけが残った。

なぜ、まだ自分...

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