第15章-森の中の何か

アノクが婆さまの小屋に連れて来られて以来、ナディアの具合は良くなっていた。

しかも、驚くほどに。

五日しか経っていないのに、ナディアはもう寝床を抜け出し、小屋の中を歩き回れるようになっていた。そして機会さえあれば、アノクへこっそり視線を盗む。

ちょうど今みたいに。

川の中をゆっくり泳ぐアノクの、青銅色の肌を伝って落ちる水滴がいくつ流れたか、ナディアはとっくに数えるのをやめていた。その代わり、陽光の筋を受けて盛り上がる筋肉が動くさまに目を奪われ、彼が自分に触れたらどんな感触なのだろうと、勝手に空想してしまう。

あたたかい。

濡れている。

きっと完璧だ。

このところ、彼のことばかり...

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