第31章-彼らは彼を「仮面の王」と呼ぶ

それでいいのか!?

胸を占める思いは不穏で、もしそれが起きたならこの先に続く陰鬱な日々のことまで想像してしまい、理性はほどけた糸のようにどこまでも乱暴に引きずられていった。

だが彼は、彼女に自分の考えを伝えるため、無理やりその思考を断ち切った。

「魔法を消すために、君はやれることを全部やってきた。それでも消えない。たぶんそれは、幽霊たちが去りたがっていないからだ。君は綱の片端を手放そうとしているのに、向こうはもう片端を握りしめている」

彼女は否定するように肩を震わせ、乾いた笑いをこぼした。「違うわ。あの人たちは望んでる。私に解放してくれって懇願するもの。できるなら、とっくに出ていってる...

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