第37章-フード付きの侵入者

「欺いてる……」その言葉が唇からするりと漏れ、彼女の手は彼の手へ伸びて、それを引きはがそうとした。「そんな言葉を私に言わないで。頭の中に入り込まないで。私をだまさないで!」彼女が噛みつくように叫ぶと、彼は手を放した。

心臓が暴れ、呼吸がやけに大きく響く。

月の光と、洞窟の縁を縁取るように並んだ青く光る宝石が、水面に映り、洞窟の壁へ跳ね返って揺れていた。

「私の想いを疑うのか?なら証明――」

「違う。疑っているのは私自身よ。あなたはその操るみたいな口ぶりで、これ以上邪魔しないで。頭の中に入り込むのをやめて、考えさせて。これは一人でやらなきゃいけないの」

「操る、だと?」その言葉は刺さっ...

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