第40章-内側からの敵

ベラドンナは動揺したくなかった。自分の頭の中に棲みついている幽霊花嫁たちが、どんな力を持っているのか知らなかったのだ。

心が読めるのだろうか。自分の考えが。では、これまで交わしてきた会話は? 全部聞かれていたのか? それとも今この瞬間も、聞かれているのか?

たいてい彼女たちから返事をもらうには、頭の中で問いかけなければならなかった。そうすると、向こうが応える。

ならば、聞こえていないのかもしれない。

「カミはね、自分の部屋が大嫌いだったのよ」タミナの声が、ベラドンナの思考を遮った。意識が割れる。母の言葉にカミが反応するか確かめようとしたが、こちら側は沈黙しか返さない。

「兄たちの部屋...

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