第77章-ジョリートリオ(MR 10)

「糸を持っているのは私よ」ベラドンナは、ガルドゥルを拘束して閉じ込め、尋問していた部屋を出たときにそう言った。

いま三人がいるのは、村長の家の居間だった。ここにいるのは三人だけ。ゼシカはまだアニヤのそばにいて、リュティオはアーロの世話を含め、ほかの用事で手が離せない。

「奴の言うことなんて、一言だって信じちゃだめだぞ」アラリスは壁にもたれたまま言ったが、ベラドンナには彼の声が一言も届いていないようだった。

「赤い糸は私につながってる。ケストラを連れ戻すのよ」ベラドンナは独りごちた。「だから言ったじゃない、感じるって!」彼女は語気を荒らげ、エリへ視線を向けた。向けられた瞬間、エリの全身が強...

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