第5章-失われた王座の相続人

「失われし玉座の継承者は天より来たる

炎と憤怒を携えて

復讐と自由と、己の座を取り戻すために。

敵の灰の中に身を浴し

これより強き者なく、これより偉大なる者なし」

その詩句は、飽くほど繰り返し人々に語られ、人々はそれを信じた。

彼らはそれを呪文のように、胸の内で唱えた。

失われし玉座の継承者が来るのだ……。

彼は彼らのために戦い、血と暴力によって自由を奪い返してくれる。彼は、積み重ねてきたあらゆる犠牲を、最後には報いあるものにしてくれる。

彼は希望だった。

かつて彼らが「失われし玉座」に寄り添っていたのは、そこに座していた先王たちへの最大の忠誠と帰依ゆえだった。だが、白き王とその追...

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