15-イントゥ・ザ・キャッスル

仮面舞踏会だった。

イグナスに誓って、これ以上ないほど都合がよかった。

まるで幸運が彼らの味方をしているかのようだった。

もっとも、ベラドンナとアラリスは客として参加するわけではない。それでは話がややこしくなりすぎる。二人は使用人に化け、城へ忍び込んだ。王族たちは、そういう者たちにろくに目もくれないのだ。

輝く髪は、諸侯の家門に連なる王族たちの際立った特徴だった――ベラドンナはそのことをここへ来てようやく思い知った。だからアラリスは、髪をきつく巻いたスカーフの中へ押し込み、傷痕は鈍く目立たなくする薬で隠し、そのうえ長い黒ひげまで付けた。

別人にしか見えなかった。

ベラドンナのほうは...

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