第40章-答えのある悪夢

彼女は彼が話を続けるものだと思っていた。たった一言――彼が漏らしたその言葉が、長い年月くすぶっていた疑問に火をつけたのだから、きっと胸の内の嘆きを細部まで吐き出すに違いない、と。

彼女は本当に衝撃を受けた。自分のことはさておき、彼に同情すらしていた。

彼と家族との関係が良かったのか悪かったのかは知らない。だが、家族は家族だ。もし何かが起きて自分が家族を失ったら――あれほどひどい扱いを受け、憎んでさえいるのに――それでもきっと痛む。

かつては、愛していたのだから。

だが彼はそうではなかった。彼はただ窓の外を見つめ続け、沈黙が二人のあいだに降りた。

「……どうしてそうなったの?」彼女はま...

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