82-ア・リンガー・オブ・ピース

さまざまな館では、身分ある客人をもてなすため、とりわけ美しい娘をひとりあてがう風習があった。

指導者タイレクは洞窟におらず、ニーカは見張られていた。となれば、この取り計らいをしたのは司祭に違いなかった。彼らは、ベラドンナと彼の関係が自分たちの思い違いとは異なるものだと知り、それでこうした手に出たのだろう。最初に洞窟へ来たころとは、事情が違っていた。

「司祭がおまえを寄越したのか?」アラリスは寝台から離れ、武器を外して壁に掛けた。

「はい、閣下」

「司祭のところへ戻れ。こんなことは必要ない」

「わたしは自分の意志でここにおります。あなたをお喜ばせしたいのです。最高の快楽を差し上げます、...

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