96-リリー・フロム・ザ・シャドウズ

ついに、彼女たちは遮るもののない空の下に出ていた。

月は満ち、栄光そのままに頭上で輝いていた。

「完璧な夜ね」ニーカはそう言うと、ベラドンナの手に自分の手を絡めた。

「目を閉じて」

ベラドンナは従った。

「担い手を思いなさい。彼女の墓を、彼女の気配を。そして、つながるの」

担い手。

ベラドンナは心をさまよわせ、いつも夢に見る銀髪の女を思い出した。顔だけは一度も見たことがない。だから、そこだけはどうしても結べない。像は滲み、やがて闇に溶けていった。

「窓を開けて、扉を開けて」アラリスの声が聞こえた。

そのとき、ベラドンナは自分が、心の窓と扉を封じるやり方を覚えていたことを思い出...

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