118-ブルーアイズ

「短すぎるわ」

皆が即座に彼女のほうを振り向いた。

「もっと早く来るべきだった。ごめんなさい、父上。遅れてしまったの」

「今ここにいる、それでいい、我が子よ」

白の王は続けて語った。反乱軍の希望を叩き潰すのが待ちきれないこと、彼らが縋っている偽りの予言――後継者は救世主だと己を欺くための方便――を粉砕してやるのだと。

「真の予言はひとつだけだ。石が宿すもの、それだけだ。彼は彼らの死であり、お前だけが我らを救える。お前が、我らが王国に降りかからんとするあらゆる悪から、そして彼から、皆を救うのだ」

そう言うと、王はジリスの剣を抜き放って彼女に手渡した。武人たちがシダを連れてきて、王の娘...

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