143-プレパレーション

準備

「コレの称号を戴くことは呪いだと信じられている。そう言われるのには理由があるの。コレになった者は、いつだってひどい最期を迎える」ルナは言葉を切り、次に何を言うべきか測っているように見えた。それからようやく口を開く。「転生は美しいものであるべきよ。こんなにも厄介ごとに満ちているべきじゃない。転生とやり直し……そう思わない、ベラドンナ?」

ベラドンナはうなずいた。コレの話を早く聞きたくてたまらなかったが、ルナは続きを語る代わりに、空中へ細い線を引いた。すると、淡く発光する地図がほどけるように二人の間へ浮かび上がる。地図の上には、場所を示すのだろう、いくつもの浮遊する印が散らばっていた。

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