第7章-ちょっと変

すべてが、ぼんやりと滲んでいた。自分を裏切り、選ばれるままにしてしまった――その事実に気づいた瞬間から、何もかもが。

七人の花嫁候補が、迎えに来た長い馬車へと導かれているあいだも。馬車が夜の闇へ滑り出し、森を抜け、城へと下っていくあいだも。女たちは肩を並べて座り、腿のあいだで指をきゅっと丸め、選定役の女の厳しい視線に縛られたまま、目を馬車の床へ落とし続けた。そしてようやく城へ着き、ひとり、またひとりと馬車を降りるまで――

何もかもが、ただ巨大な霞だった。

ベラドンナは、荒れ果てた闇の城を想像していた。どこにもないような場所にぽつんと建ち、遠くで森が不気味に鳴っている――そんな城を。

だ...

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