第72章-マイ・ウェイ・オア・ノー・ウェイ

ベラドンナは彼の手からよろめくように離れ、彼を祭壇の前に残したまま、周囲を見回した。招待客たちも、その家族たちも、信じがたいほどぴたりと動きを止めている。さっきまで顔に浮かんでいた幸福な笑みは消え失せ、花嫁が何の疑いも持たぬ花婿にしたことに対する驚愕の息さえ、誰の口からも漏れず、神殿を満たすこともなかった。

ただ、唐突に凍りついたのだ。

全員が。

彼女の視線ははっとリュティオへと戻った。彼は頬の傷口を指先でそっとなぞっていた。血が首筋を伝い、白い婚礼衣の襟へと滲み込んで消えていく。だが、その様子に動揺はない。

血を見下ろしたあと、彼は顔を上げて彼女を見た。その虚ろな瞳には、読み取れない...

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