第82章-破られた約束

コリンはセーターでいっぱいになった籠を両腕に抱え上げ、そのまま部屋を出ていった。

これで最後だ。

ベラドンナが縫い物を始めて売りに出してから、すでに何日かが過ぎていた。ラケルがロゴ選びを手伝ってくれて、今のところ商売は順調に回っている。

というより、初日からずっと――予想もしなかったほどに――うまくいっていた。そうなるはずなどないと思っていたのに、現実はそうなってしまったのだ。

「あっ、奥様、危うく忘れるところでしたわ」

ラケルが慌てて部屋へ戻ってきた。軽く息を弾ませながら、手のひらほどの小さな袋を化粧台の上に落とすように置く。

「売り上げのお金です、奥様」

ベラドンナは微笑んだ...

ログインして続きを読む