第7章

今朝、ついにマーゴからメッセージが届いた。内容は「カフェ、三時」というものだった。

『彼女は決心したのだ。私を選んでくれるに違いない』

そう自分に言い聞かせながら、忌々しい護衛たちをどうやってまくか算段を立てた。イサドラは最近、私への監視を強めている。まるでいつ逃げ出すか分からない囚人を見張るように。だが、愛は人を勇敢にする。いや、むしろ絶望が人を狂わせるのだろう。

午後二時半、図書館で読書をする必要があると嘘をつき、一日中つきまとっていた護衛をうまくまくことに成功した。彼は私がそこでおとなしく、あの退屈な政治資料でもめくっていると思ったのだろう。まさか図書館に外へ通じる裏口が...

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