第121章 計画成功

「いったい、どういうことなの? ちゃんと説明して」

「説明って何を?」藤井心海はきょとんとした顔で言う。「昨夜はあんたを部屋まで送って、それから私は休んだの。あとのことなんて、知らないよ」

「じゃあ、藤井愛美は? どうして出てくるの」

「それは私じゃなくて、藤井愛美に聞けば?」

藤井心海はこれまで大それた悪さをしてきたわけじゃない。だからこそ、酒井蒼真に詰められると、胸の奥がざわつく。

けれど――この先の目的を思い出し、無理やり気持ちを落ち着かせた。わざと怒ったふりをして、声に棘を立てる。

「酒井蒼真、話をはっきりさせて。あんた、藤井愛美と何かあったの? なんでそんなに動揺してん...

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