第83章 ドロドロの泥沼劇の幕開けだ

「どうせ、こっちで証拠は全部押さえてある。藤井愛美が今さら跡形もなく消したところで、何も変わらない」

「そのとおり」永本美月がうなずいた。

松本淳太は彼女に親指を立てる。

「今回は本当に助かったよ。君がいなかったら、証拠集めだけで頭がパンクしてた」

永本美月は手柄を誇るでもなく肩をすくめた。

「私、別に何もしてないよ。結果がいい方向に転べばそれで十分。ほらほら、乾杯」

全員がグラスを上げ、軽くぶつけ合った。

藤井心海は少し考えてから付け足す。

「いちばん騒いでたネット民、典型的なのを何人かピックアップして。あと、コメント欄でいちばん悪質なやつと、拡散が一番多い投稿も」

「そ...

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