第84章 評判の逆転

「ここで改めて訴えます。ネットは無法地帯ではありません。キーボードの向こうにいる一人ひとりが、自分の言葉に責任を負うべきです。真実は必ず姿を現します。ただ、時には少し遅れてやって来るだけです」

 声明文の下には法律事務所の公印が押され、日付もはっきりと記されていた。

 藤井愛美の手は、さっきよりもいっそう震えていた。ニュース画面を閉じ、SNSを開く。

 トレンド欄は、藤井心海がデマ拡散者を提訴した話題で埋め尽くされていた。

 どれを開いても、画面いっぱいに議論が溢れている。

「うわ、ガチじゃん」

「いきなり刑事で自訴とか、強すぎ」

「じゃあ前の暴露って結局ほんとなの? もし捏造...

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