「ゼロの援軍」
「メインの動線に使っているのは標準的な木質パネルですが、このプロジェクトはライフスタイル提案型のコンセプトショップという位置づけで、客単価も低くない。メタルメッシュパネルかマイクロセメントを取り入れれば、視覚的な奥行きが出て、ターゲット層の審美的な期待にも合うと思います。それから、第三展示ゾーンの動線コーナーの曲率半径が少し狭い。あの寸法だと、大型の家具什器を搬入するとき、かなり苦労します」
そこで止めた。それ以上は言わなかった。
会議室が一瞬、静まった。
「以上?」凛香が口を開いた。声の調子は変わらなかった。
「以上です」
「アシスタントが」凛香は視線を祈から外し、他の面...
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チャプター
1. 「名も知らない朝」
2. 「苦い朝と、夜の檻」
3. 「夜の残響」
4. 「悪阻」
5. 「無視できない意外」
6. 「四十七階の男」
7. 「衝突路地の真相」
8. 「迫る正体」
9. 「距離と体温」
10. 「切れた街灯の下」
11. 「縁」
12. 「夜の宿りと、解けた緊張」
13. 「静かな陥穽」
14. 「彼女の疑惑」
15. 「負い目の清算」
16. 「境界線」
17. 「裸足の夜」
18. 「薔薇垣の影」
19. 「強引な保護」
20. 「予期せぬ来訪者」
21. 「ゼロの援軍」
22. 「取り繕えない夜」
23. 「二つの顔」
24. 「茶色の熊のぬいぐるみ」
25. 「夜景の名前」
26. 「夜明けの輪郭」
27. 「宿縁の停車」
28. 「信頼の行方」
29. 「濡れ衣の瞬間」
30. 「明かされた身分」
31. 「距離と鼓動」
32. 「落とし穴」
33. 「掌に宿る決断」
34. 「母の残像」
35. 「灯が消えるまで」
36. 「距離と体温」
37. 「隣人」
38. 「誰かの名前」
39. 「外人」
40. 「値段」
41. 「産声の前に」
42. 「手術台の上で」
43. 「手術台」
44. 「答え」
45. 「凍りついた地下室」
46. 「お前が泣いていたから」
47. 「空穴来風」
48. 「夜明け前の温度」
49. 「崩落」
50. 「硝子の爪」
51. 「腕の中の不眠」
52. 「届かない手」
53. 「届かない電波」
54. 「手のひらの血痕」
55. 「ただいま」
56. 「隣に立つ覚悟」
57. 「宣戦布告」
58. 「全世界を敵に回しても」
59. 「桃花三輪」
60. 「火の記憶」
61. 「梅雨」
62. 「微熱の残像」
63. 第63章「残夢と指輪の予兆」
64. 「未完成の弧の指輪」
65. 「交わらぬ思い」
66. 「凛月庵の朝」
67. 「触れられない」
68. 「帰りを待って」
69. 「五十九秒」
70. 「サプライズ」
71. 「本当の理由」
72. 「箱根の一夜、別れの河川敷」
73. 「天使の刃」
74. 「靴箱の横」
75. 「照烧チキンの弁当」
76. 「借り物の黒いドレス」
77. 「静かな失望」
78. 「洗面所の鍵」
79. 「白いシャツの衿」
80. 「手首の銀の鎖」
81. 「横浜行き」
82. 「招待状のない夜」
83. 「行くな」
84. 「条件」
85. 「記憶の破片」
86. 「封印された記録」
87. 「路地の刃と差し伸べた手」
88. 「崩れた嘘」
89. 「仮面の崩壊」
90. 「見えない糸」
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