第100章 彼女の命だけは助ける

「こいつを連れていけ。地下三階の監禁室に放り込め。医者を呼んで治療させろ、死ななきゃそれでいい。二十四時間つきっきりで見張れ。髪の毛一本でも減ってみろ……おまえら全員、あいつの棺に一緒に入れてやる」

ボディーガードたちは床に転がる目黒律を乱暴に引きずり、まるで死体でも運ぶみたいに部屋の外へと引っ張っていった。

「やめ……先輩……」

美玲は絶望のまま手を伸ばしたが、掴めたのは冷たい空気だけだった。

阿部岳斗は振り返り、入口で震えながら立ち尽くすクラブのマネージャーを見据える。

「それで、こっちは」

阿部岳斗は床に崩れた美玲を指さした。視線に、温度というものが一欠片もない。

「クラ...

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