第142章 氷水遊び

三日後。

北城第一女子拘置所。

岩崎春菜は灰色の囚人服のまま、見張りに乱暴に押し込まれ、奥まった重罪犯房へ放り込まれた。鉄扉が「バン!」と鈍い音を立てて閉まり、鍵が噛み合う。

薄暗い房内には、鼻を突くカビ臭さと尿の臭いがこもっていた。

隅に陣取った女囚が八人。肩幅の広い、脂ぎった顔つきの連中が、獲物を見る目で春菜を睨みつけている。手にはそれぞれ、印刷されたニュースの紙。

そこには、数か月の赤ん坊を氷水に投げ込み凍死させたこと、老人の遺体を掘り返して侮辱したことが、容赦なく書き立てられていた。

ここで一番憎まれるのは、子どもに手を出す外道だ。

「お前が、赤ん坊にまで手ぇ出したって...

ログインして続きを読む