第144章 捕まったぞ!

「――あの頃、地下室で。お前は人に命じてスタンガンを私の下腹にねじ込ませ、失禁するほど痛がる私を眺めていた」

「考えたことはある? 雲の上の阿部社長が、いちばん底の闇みたいな重罪犯の男子刑務所に放り込まれたら……」

江口美玲の指が、阿部岳斗の胸元をなぞるようにゆっくりと下へ滑り、最後に両脚の間で止まった。スラックス越しに、ぐっと強く押し込む。

「あなたが自分の手で送り込んだ変態の死刑囚たちが――目の見えない廃人の社長様を、どう“可愛がる”か」

阿部岳斗の顔色が一瞬で真っ白になり、呼吸が止まった。

個室の外では、耳を裂くようなサイレンがインターコンチネンタル ホテル全体を揺らしている...

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